会社名 | 株式会社Sacco |
サイトURL | https://www.sacco.co.jp/ |
専門分野 | 編集プロダクション、メディア運営、サステナビリティ |
Xarisの利用シーン | インタビュー記事作成、文字起こしなど |
株式会社Saccoは、編集プロダクションとメディア運営を行っている企業です。自社メディア「coki」や、「BigLife21」の運営のほか、企業や官公庁、大学からの受託案件も多く手がけており、特にサステナビリティ関連で専門性の高いコンテンツ制作を得意としています。
同社は100名以上のライターネットワークを活用し、多様なニーズに応える一方で、記事執筆の工数に課題を持っていました。その中にXarisはどのような変化をもたらしたのでしょうか。代表取締役の加藤俊氏に、Xaris導入の効果や、今後の活用に向けた取り組みについて伺いました。
「文字起こし機能」のリリースをきっかけに導入
――Xaris導入の経緯について教えてください。
以前からXarisと契約はしていたのですが、当初はSEO記事制作機能しかなく、インタビューや調査を主軸とする我々の業務にはあまり合わなかったんです。ただ、今回文字起こし機能ができたと聞いて再度使ってみようと思いました。
弊社はインタビューを中心に、月200本ほどの記事を作成していますので、文字起こしの精度が高いとすごくありがたいんです。Nottaという既存ツールをもともと使っていたのですが、Xarisの文字起こし機能はそれよりもかなり精度が高く、驚きました。
専門的な音源でも、文脈を正確に把握してくれます
――文字起こし機能の『精度の高さ』はどこで感じましたか?
専門性の高い内容の文脈も、かなり正確に把握してくれる点ですね。
我々が得意としているのは、企業のサステナビリティ対応の任意開示書類や大学、国研、中央省庁といった産官学の案件が中心で、専門的な内容を扱うケースが多いんです。
既存の文字起こしツールではこうした内容をうまく把握してくれなかったり、また座談会などの複数話者がいるケースでの精度に課題がありまして、「取材をした当事者が見れば理解できるかな」というレベルのクオリティが限界でした。
一方でXarisは、かなり複雑な内容や文脈であっても、第三者が見てわかるレベルにまできれいに整理してくれます。これには本当に驚きました。
文字起こしから記事作成まで「瞬時に」完成
――Xarisでは文字起こしからそのまま記事制作をできる機能もありますが、こちらはご利用されましたか?
はい。1本インタビューの文字起こしをしてもらったので、そこから記事化するところまで実際にやってみました。かなり込み入った内容だったのですが、瞬時に、しかもほぼ修正の手間がかからない記事が完成しました。これは非常に使えると思いましたね。
タイアップ記事など、微妙なニュアンス調整が必要となるものについては、まだまだ置き換えは難しいと思いますが、専門性が不要な原稿についてはどんどんXarisを使っていきたいと考えています。
――具体的には、どのような形での利用を考えていらっしゃいますか。
お客様の事例インタビューや採用インタビュー、クローズドな社内報など、専門性を必要としないものの執筆ですね。
たとえば弊社が運営する「coki」というメディアでは、企業が社会や人を大切にしているか、その実際の声を「見える化」し、企業の評価につなげる場として発信を行っています。
例えばある企業について、そのステークホルダーであるサプライヤーや地域住民といった立場の方々にインタビューを行い、その企業がどのように評価されているのかを明らかにする。そうした情報を集めてコンテンツ化し、企業のデータブックやレポートに活用していただいています。
こうした「声を集める」インタビューは、高い専門性や複雑な構成を必要としません。こうした記事については、Xarisのインタビュー記事制作機能によって、かなり効率が上がると考えています。
工数の大幅削減に期待。社内の編集から活用を広げていきたい
――今後、Xarisをどのように業務フローへ組み込んでいく予定でしょうか。
現段階では、主に編集・ディレクションを担当している社員に使ってもらおうと考えています。
文字起こしのスピードが上がるのはもちろん、記事制作機能を活用すれば、簡単な案件については、編集者だけで完結できるかもしれません。時代が変わってきているな、という感覚をひしひしと感じています。
もちろん、今後も複雑な案件については、業界歴の長いライターさんの実績や知見が必要になると思います。ライターさん側にもXarisを使ってもらう、というようなあり方も含めて、さらに活用を広げていきたいですね。