会社名 | 株式会社GIG |
サイトURL | https://giginc.co.jp/ |
専門分野 | Web制作、Webマーケティング、コンテンツ制作、サービス開発、スキルシェア |
Xarisの利用シーン | SEO記事作成、インタビュー記事作成、文字起こしなど |
株式会社GIGは、「いいものをつくり、価値をとどける」をミッションに掲げ、デジタルプロダクトの開発やマーケティング支援を行う企業です。特にコンテンツマーケティング領域には強く、「コンマルク」というブランド名でパートナーとして数多くのクライアントを支援しています。自社メディアも多数運営しており、月間200本以上のSEO記事のほか、100本近いインタビュー記事を作成している同社。
膨大な記事作成業務を効率化し、質を保つ方法が課題となっていました。そんな中、同社はAIを活用したSEOコンテンツ制作ツール「Xaris(カリス)」を導入し、大幅な業務効率化を図っています。今回は同社の導入背景や活用事例を通じて、AIツールを最大限に活かすヒントを探ります。
「活用状況を可視化できる点」が導入するきっかけに
――Xaris導入の経緯について教えてください。
当社では以前からAIツールの導入に積極的でしたが、メンバーによって使いこなしている人と、そうでない人の差が顕著に現れていました。また、AIを活用している人も、どれくらい活用できているのか可視化できておらず、改善策を見いだせていなかったのです。
そのような中でXarisのことを知り、2024年7月から使い始めました。
――導入の決め手は何だったのでしょうか?
Xarisはリクエスト数に基づく課金モデルなため、課題だった利用状況の可視化を実現できることです。また、活用したログが残るため、誰がどんな風に使っているか確認でき、改善策を見いだせると思いました。
加えて、Xarisでは代表的なAIの最新モデルを状況に応じて選んで使えるため、どのAIを導入すべきか迷っている経営陣に対しても提案しやすいと思いました。
Xaris導入で業務効率が劇的に向上!SEO記事作成時間が1/5に
――実際に活用してみての感想を聞かせてください。
導入当初は操作に慣れずに困惑することもありましたが、使い方がわかるとその利便性に驚きました。特にSEO記事やインタビュー記事の作成では、構成案や初稿の作成までスムーズに進められるため、以前と比べて作業効率が飛躍的に向上しています。
また、AIが生成した結果をその場で編集できるUIは非常に使いやすく、従来のツールにはない大きな魅力だと感じました。
――Xarisの導入によって、どのような変化がありましたか?
Xarisを導入したことで、記事の作成時間が大幅に短縮されました。たとえばSEO記事なら、これまでは1本の記事に5時間以上かかっていたのが、今では記事を一本作るのに最短で1時間ほどです。もちろん手直しは必要ですが、それでも1から作るよりはかなり工数を削減できています。
また、インタビュー記事作成では、文字起こしから初稿作成までのフローがスムーズになりました。特にフォーマットが決まっている業務では効率が飛躍的に向上したと思います。それも、単に作業時間が短くなるだけでなく、品質も保てているためチーム全体の生産性が大幅に向上しました。
勉強会や独自マニュアルで、社内のAI活用を促進
――なぜ作業時間を5分の1にまで短縮できたのか聞かせてください
Xarisの直感的なUIと、AIが生成する高精度な構成案にあると考えています。他社のAIツールと違いは、Xarisでは左画面でAIが生成したテキストを確認しながら、右画面でそのまま編集できるため、複数のツールを行き来する手間がありません。
また、SEO記事の目次やタイトルの自動生成機能が充実しており、初稿作成に必要な下準備が一瞬で整うのも効率化に貢献しています。これらの機能により、従来のフローを圧倒的に簡略化できました。
――Xarisを利用する上で、社内で工夫している点などはありますか?
Xarisを効果的に活用するため、社内では勉強会や独自のマニュアルを作成し、利用者が機能を最大限に活かせるようにしています。また、リクエスト数のトラッキングを活用して、どのチームがどの程度活用しているかを可視化し、積極的に利用している事例を共有してきました。
Xarisに限ったことではありませんが、AIに対する「よくわからない」という不安が、利用を遠ざけているため、慣れるまでのサポートを手厚くするよう心がけています。特に、AIが得意とする領域と人間が補完すべき部分を明確にすることで、効率的かつ高品質な成果物を生み出せる環境を整えていきたいですね。
――ありがとうございます。最後に、今後のXaris活用の展望についてお聞かせください
現在、Xarisは社内での活用を中心にしていますが、今後は外部ライターやクライアントとの連携にも利用を検討しています。特に、共有機能を活用することで、社外のパートナーとも効率的にコミュニケーションを図り、指示書作成から原稿完成までをスムーズに進められる未来が見えています。
また、トンマナ設定やリライトモードの強化にも期待しています。それらが実現すれば、制作物の質をさらに高め、より多様な業務にXarisを組み込むことができるでしょう。今後もAIの可能性を最大限活用しながら、効率化と品質向上の両立を目指していきたいと思います。